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漢方で妊娠しやすい体づくり

不妊の原因

生理不順と不妊について

■ 生理不順と不妊の関係

女性にとって生理と不妊の関係はとても重要です。毎月、女性ホルモンの働きによって、約28日周期の生理サイクルが生まれ、妊娠するための準備がくり返されています。

この女性ホルモンのバランスが常に保たれていると、規則正しい周期で質の良い生理が起こり、排卵を促します。けれど、女性のからだはとてもデリケートです。

ダイエットや食生活の乱れ、ストレスや睡眠不足などからだに負担がかかると、ホルモンバランスが乱れ、生理も不順になります。この状態が続くと、質のよい卵もできず、排卵も起こらずにしまいには不妊の原因にもなってしまいます。

漢方では、生理不順の原因として、女性ホルモンバランスの乱れだけでなく、からだ全体のバランスの崩れにも注目します。

生理がいつもより早い、いつもより遅いなどなんとなく不規則だなと感じたら、まずは基礎体温をつけてみましょう。

毎月排卵しているかチエックしてみることもおすすめです。また、妊娠の可能性がなく、全く生理が来ない状況が3か月以上続いている場合、その後の妊娠への影響は大きくなるので早めの受診、相談が必要です。

■ 生理不順と不妊を漢方で考えると

生理不順から不妊に至る過程で、そのおもな原因を漢方で考えると、気血両虚(気や血が不足した状態)、気滞(気の流れが滞った状態)、瘀血(血の流れが滞った状態)、血熱(からだに熱がこもった状態)、腎虚(ホルモンや生殖機能が低下した状態)のおもに5つがあります。

①  卵巣や子宮への栄養が乏しく周期が乱れる『気血両虚(きけつりょうきょ)』

気血は生理の原料です。気血が不足した状態が続くと、卵巣や子宮に十分な気のエネルギーと良質な血が届かず、よい卵が育たず、排卵もうまくいかなくなります。子宮内膜の厚さや柔らかさにも影響し、結果生理不順や不妊の原因となります。
気虚が強いと生理が早まり、血虚が強いと生理が遅れ気味になる傾向があります。

気血両虚タイプに多い症状
  • □ 生理周期が早まる(気虚)
  • □ 生理周期が遅れる(血虚)
  • □ 生理の量が多く色が薄い(気虚)
  • □ 生理の量が少なく色が薄い(血虚)
  • □ 貧血気味、立ちくらみが多い
  • □ 疲れやすい

などがあらわれます。

漢方薬では、気血を補い、卵巣や子宮の働きを助ける婦宝当帰膠、帰脾湯、十全大補湯などの補気補血薬を用います。

②  生理周期がばらばらで安定しない『気滞(きたい)』

ストレスなどで自律神経のバランスが崩れたり、過度の疲れが溜まっていると、気の流れが滞り、からだ全体の流れに影響を与えます。

気滞の状態が続くと、“張る・悶々とする・痛む”の3症状が出やすくなります。女性ホルモンのバランスが崩れやすくなり、生理前のイライラや胸張り、お腹の張りなどの不快な症状を感じやすくなります。生理の周期も安定せず、基礎体温の変動が激しくなることもあります。

気滞タイプに多い症状
  • □ 生理周期が長くなったり短くなったり安定しない
  • □ 基礎体温がギザギザしている
  • □ 胸や脇腹のあたりが常に張っている
  • □ 生理前にイライラや胸張り、お腹の張りがある
  • □ 咽が詰まった感じがする

などがあらわれます。

漢方薬では、気の巡りを整え、生理周期を安定させる逍遙散、開気丸、炒麦芽などの疏肝理気薬を用います。

③ 卵巣や子宮の血流が悪く周期が遅れる『瘀血(おけつ)』

瘀血は滞った血のことで、瘀血によって生理が順調に来ないことも、また生理不順で古血がうまく出せずに瘀血をためてしまうこともあります。

特に下腹部の血行が良くないと、骨盤内や卵巣、子宮の血の滞りが生じやすく、生理の遅れや無排卵、生理痛などの痛みの症状、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科疾患が生じやすくなります。

瘀血タイプに多い症状
  • □ 生理周期が遅れる
  • □ 経血に塊が混ざる
  • □ 生理痛、肩こり、頭痛など痛みの症状がある
  • □ 子宮筋腫や内膜症などの婦人科の疾患がある
  • □ 手足末端や下半身が冷えやすい

などがあらわれます。

漢方薬では、血の流れをよくし、スムーズな排卵を促す冠元顆粒、芎帰調血飲、田七人参などの活血薬を用います。

④  血に熱がこもって周期が早まる『血熱(けつねつ)』

血熱とは、精神的に興奮状態が続いたり、お酒や脂っこいもの、辛いものの取り過ぎ、からだが熱っぽいなど血液が熱を持った状態です。

血熱により、血の動きが活発になって生理が早くきたり、経血の量が多い、不正出血などの出血などがよくみられます。

血熱タイプに多い症状
  • □ 生理周期が早まる
  • □ 生理の量が多く色が鮮やか
  • □ 出血傾向がある(不正出血、鼻血、血尿、血便、血痰など)
  • □ 便秘気味
  • □ 口が渇く、のぼせやすい
  • □ イライラしやすい

漢方薬では、血熱をとる清営顆粒などの清熱涼血薬を用います。

➄ 卵巣のはたらきが低下して生理が来ない『腎虚(じんきょ)』

年を重ねるにつれて卵巣機能や女性ホルモンの低下はおこります。
けれど、生殖やホルモンに関係のある腎の充実度合いで、低下スピードに差がでてきます。
腎虚では、生理をおこす力が不足しているため、数ヶ月生理が来ない場合もあります。

腎虚タイプに多い症状
  • □ 良い卵子がとれない、分割が途中で止まってしまう
  • □ 3周期以上生理がきていない
  • □ 腰痛が慢性化している
  • □ 物忘れが多い
  • □ 性欲がない
  • □ 閉経が近い

漢方薬では、ホルモンや生殖機能など腎のちからを補う参馬補腎丸、参茸補血丸、八味地黄丸などの補腎薬を用います。

生理不順と不妊の原因とその漢方薬にはたくさんの種類があり、症状と体質により、正しい漢方薬を選ぶ必要があります。

■ 一般的な生理不順の治療法

生理不順の場合、一般にはピルなどのホルモン療法で生理周期を整えます。ただし、ピルなどで人工的に周期を整えても、生理不順が治っているわけではありません。根本的な原因を改善しない限り、ピルをやめると生理不順に戻ることも多いのが実情です。

■ 生理不順の改善と妊娠

生理周期がきちんと整えば、子宮や卵巣の状態も安定し、妊娠しやすいお体にもつながります。

良質な血を補い、冷えを改善し、血流を良くすることは、よい生理を迎えるためにも、妊
娠しやすいからだを作るためにも大切で、漢方が得意とするところです。

また、ホルモンバランスを整えるものや、ストレスの影響を軽減するものなどを用い、毎
月しっかりと排卵のある生理周期を促します。ピルやホルモン剤などの西洋薬で治療中の
場合は、漢方薬と併用しながら生理の状態や体調の変化などを見ていくこともあります。

生活面での養生もとても大切です。しっかりと良質な睡眠をとる、からだを冷やさない、
胃腸を整えるなど日々の生活習慣が生理不順の改善と妊娠しやすいからだをつくります。

生理不順でお悩みの方、妊娠を希望されている方は、ぜひご相談ください。